横浜・山手111番館『サマーコンサート 〜ブラジル音楽・ショーロ〜』7/8(日)15時〜
出演:Hora Caprichosa(オーラカプリショーザ)
オコシエリコ(バイオリン)/尾花毅(7弦ギター)/田崎陽子(カバッコ)/西村誠(パンデイロ)





「横浜といえば中華街」という西村さんの発言が「横浜って中華街だけじゃないんだな」に変わること約3か月…。
横浜の観光名所・山手の西洋館で、西洋館・初のショーロライブ。ついにそんな日が来ました!

昨夜はやっぱり雨の七夕で、
なんとなく雨の名残が今朝までありましたが、なんとまあ散策日和、気持ちの良い晴れた日となりました(^^)




普段は出入り禁止の111番館の2階を出演者の控室にしていただき、
とても贅沢な空間でひと休み…。この下では隣接してるカフェに「バラのソフトクリーム」があって、
あー食べたい、わー食べたい、とキャディさんと外に見えるピンク色のソフトクリームを食してるカップルや子供を眺めていました。。



よく「俺は甘いものたべないんだよな」という尾花さんをチラッとみたけど、
やっぱりバラソフトには反応なし。「下でビール飲めるかなーあるかなー」と呟いてました。



山手111番館。スパニッシュ様式の洋館。
いつだったか横浜のケーブルテレビでこの館の取材をしている番組を見たことがあったな…。
この細かく美しい床板の、真ん中に向かって四角く見えるデザインは、2階から見るとさらに美しく見えるとか…。
あの板目は確かにきれい、気持ちいい。まさかここで自分が演奏するとは、ですよね!



ちょっとリハをして、、、
素敵な館長さんのご挨拶があり、本番に!
毎年7、8月に行われているサマーコンサート。
7月8日の今日、この洋館では今年一回目のサマーコンサートでした。それが私たちショーロバンドで、
そして西洋館では初のショーロバンド。初のショーロ。111番館のサマーコンサートの皮切りに、Hora Caprichosaです(^^)









「まー!すごーいそっくり!皆さんの雰囲気がでてる!」と褒めていただいたプログラム(笑)。
えへへ、やっぱし?と思いながら前回のライブのチラシ用に描いた絵をまたつかっちゃいましたあ。


館長さんのリクエストもあり、
ショーロっていったい何?
この楽器は一体?と、音楽や楽器の説明をしながらのコンサート。
皆に各自の楽器の説明をしてもらいました。




みんなの説明もお上手なんでしょうけど、お客さんの反応がいちいち面白い!
「これは何とかという楽器で・・・これはどこの国で・・・」と話をするたび、
「はああ〜・・・・」「へえええええ〜・・・」「ああ〜あ・・・」というような、集団のあいづちがきこえる。
反応があまりによくて私もついつい笑ってしまいながらのライブ。
実はこれはかつてない反応だったらしく、館長さんに後で
「あんなにお客さんの関心があって反応がよかったのは初めてです!」と言われた・・。


そう、



いつもライブではあまり話さない(このバンドではなのかな・・・)尾花さんも、
「これは7弦ギターといって・・・」「このギターは僕の親父が作りました」と話を…。
また「ほおおおおおお・・・」と客席の反応が。
でも、尾花さんのこの話を聞くたびにいっつも私は思うのだ。
いつもあまりに自然に、当たり前に「僕の親父が…」というので、そのたびに私は心の中で
「普通のお父さんはギター作れません」と尾花さんに言っている。



 



キャデイさんも今回、ソロ曲はとても素敵でした。
Duas Contas。2つの願い、かな?。。
聴いてて、キャデイさんの願いってどんなことなんだろう。
聴いてもたぶん教えてくれないだろうな…とか、そんなことを思った。
楽器の説明も、「国の歴史など交えてお話していただけますか?」とリクエストしておいたら、
本当に国の歴史交えて話をしてくれた。。すごーーーーいい。と思った。
やっぱりここでまた「へええええ〜・・・」と(笑)。





西村さんは、例のごとく、
しまうま・うどん・たんたんたぬきの・・・なんとかリズム作戦で、わかりやすいリズム解説。



わかりやすくてとてもいい、いいんだけど、最後、いつも語尾が聞き取れない。私だけ?
なんだ、なんて言ってるの?といつも思う。たんたんたぬきのすたこらダンス?それでいいのか??
いつも確認しようと思って忘れてしまう。そしてまた同じことを思うのです。。
たんたんたぬきのすたこら・・・なに?たんたんたぬきのすたこらたぬきじゃないだろうな…。なんですか?!






そして最後、バイオリンはいつも話すことがない・・。
ブラジル音楽では珍しいバイオリンソリストも、西洋館では一番見なれてるって言っていい楽器ですかね。





ピアノを勉強していた学生時代のこと、
譜面のある音楽を、忠実に再現していくことを追及していけばきりがなく。。
それは本当に「選ばれた人間」がしていくものだろうと思ったのです。
でも選ばれていなくても、できる限りその曲を知る、歩み寄る努力は必要なんだということを思いました。

私の中で、「この人は選ばれたんだな」と思った人がいて
そういう人は、きっといろんなジャンルにいて、
シンプルに「再現」をすることでも人に感動を与えられる特別な人、だと思います。

もちろん私はそういう人間ではないので、
そういうものへの出入り口になれたらいいと思う。
自分らしさと、そのものの理解は持ち合わせて、自分がその曲に乗せたい表現を入れていく。
そうして、それをいいな、と思ってくれた人が、
そこからまた奥へ奥へ入っていくような。

「ショーロ」というものを初めて聞く人がいたら、
今ここでの演奏が、その人のショーロになるわけで。
それは、大きなことなんだろうなと思っています。
ここの今日のお客さん達が、この先ショーロというものに興味を持ってくれるか、くれないか…
それは私たち次第、というようなことです。




私は好きと思った曲、いいと思った曲、いま弾きたい曲を、
出来る限りのリアルさを持って、それを伝えられる演奏をしたい。
それが私のいまめざしていることなんだろうな、と思います。

ちょっと硬いこと言いましたが
シンプルに「このバイオリン弾き楽しそう、良い感じ!」と思ってくれたらうれしい!それだけです(笑)(^^)。








今回、ちょっと尾花さんについて。。
今日は特に、頼もしく感じました。
いつも骨太なギターで、
皆をしっかり支えつつ、前に前に引っ張る姿勢で弾いていてくれる尾花さん。
今や超売れっ子の七弦ギタリストな尾花さん。





実は、
初めて尾花さんのギタープレイを見たとき、
私はこの人と一緒に演奏することはないだろう、と思ってました。

その時、尾花さんはくねくねくねくねしてギターを弾いていたのです。

そのくねくね具合は見ていられなくて
私は右手で自分の視界を遮って尾花さんを見えなくして
そのライブをずっと聞いてました。。。。



それから月日が流れ、、、、

私はショーロを始め、
ホーダ(ショーロのセッション)に参加するようになって、
あれ…くねくねしてない。。と分かって、
だんだん尾花さんの7弦も聞き取れるようになって、
一緒に演奏することになったりして、、、 そうです、尾花さんは、くねくねじゃなかったのです。
後で聞いた話ですが、くねくねしてたのは
どうやら私が見に行ってたその時限りだったらしい、というのです!
当たりだったのか…はずれだったのか…、やっぱり最初って大事なんですね(笑)。




いつも
「なんでも好きなものやりなさい」と言ってくれて、
それができるように背中を押してくれる尾花さん。
皆に対してそうなのですが、その姿勢は特に、大きいな、と感じるところです。





遊んでるように動く尾花さんの7弦の旋律が、
今はショーロを演奏するたびに聞こえてくるような感じ。
いつも豪快に、そして素直で力強いプレイ。

いつもはホーダとかゆるーい感じでやってたし+この日はまだ飲んでないしで、
「尾花さんてやっぱりうまかったんだな。」と、あらためて感じたコンサートでした(笑)。
私は飲んでないから、逆に緊張して変な手汗かいてて最初大変でしたけどね。。。
最前列にいたおじさんも、尾花さんに夢中でした(笑)

いつだったか…初めて野毛で浜ホーダやったときも
酔っ払いの変なオジサンがきたかと思ったら、急に尾花さんのファンになってしまったり…、
尾花さんは男に好かれる男なんだな…と思いました。
本人は男よりも女に好かれたいでしょうけど、
いやいや、男に好かれる男、私はステキだと思います(^^)!






この日、写真をとってくれたのはこうのすけさん。
持参したカプリショーザのボードと、夜の似て非イベントのチラシ、それと私が一緒にとれてる写真。
よく見ると、私は左の似て非のチラシと同じような傾き具合・・。これって、
きっと私の特徴なんだな、、と思った。結構好きな写真。こうのすけさんありがとうございます!








最後はアンコールで、キャデイさんも立ってアッサニャード。大好きな一曲。ほんと、楽しかったな…。
館長さんがとても喜んでくれたことも、嬉しかった。ありがとうございます!五十嵐さん!


…「浜辺の歌」で西村さんが使った素敵な「波の音」。洋館に置いてある展示用の青い食器にしか見えないぞ…。




もう最後は記念撮影大会。。あ、中国の青いお皿…。

 
この写真はみんな向いてる方向がバラバラなんだけど、私達らしく思えてしまっていい感じ(笑)。↑
 
よく藤沢ホーダに遊びにきてくれる、写真がご趣味の藤原さんもたくさん写真とってくれました。

外でも。  





素敵な洋館と館長さん、素敵なお客様たち。
そして、ステキなメンバーに感謝をこめて。ありがとうございましたっ。
次は、8月26日。今度は、ベーリックホール!

あの空間で、今度はスタンダードナンバー中心にいきます!(^^)
みなさん、遊びにきてくださいね〜。

2012.7.8.オコシエリコ(Vln)